Call me by your name

 

君の名前で僕を呼んで

つまり自分自身なのだろう。一心同体。

本能とか生殖ホルモン支配からくる人間の営みとは全く別次元の、高尚な心理、純度の限りなく高い引力。

一番に温かく見守っているのは、明るくて繊細な母、と思いきや、父親は、恋しいもう一人の自分を求めることもできず、自ら引き裂かれたままにしてしまった、もげた心と体を隠し持つというショッキングな告白。血を流し続ける患部は、長い時間をかけて乾き固まり、季節ごとに疼くのだろう。嘗ての悲痛な秘密、自分自身でいられない苦しみをエリオに伝えた。

でも、もしかしたら。
その夫を包み込む広く深い理解、妻の感受性が漂っていたからこそ、あの、美しいガーデンの朝食シーンが、あれほど透明に映ったのかもしれない。

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

w

%s と連携中